建設業の神奈川県知事許可について(原本証明の押印について)

神奈川県知事許可は楽?

私、行政書士丹下 聡は東京都行政書士会所属で、活動の本拠地が東京都なので必然的に専門の建設業許可申請も東京都知事許可を多く扱わせていただいております。故に?東京都知事許可の窓口職員様の方々もよく存じ上げておりますし、正直「癖」みたいなものも(正直”許可申請”という公平であるべき行為に対して、窓口の方の”癖”云々を言うことがどうか?とは思いますが)わかっているので、特に「東京都知事許可が大変だ・・」とは思っていないですが(というか、当たり前に東京都知事許可は”楽”と思ってます)、一般的に、我々建設業を専門に扱う行政書士からすると「東京都に比べて神奈川県知事許可は楽だ」という意見が大半かと思います。

僕は個人的には「楽な面」もあるけど「面倒だな・・」と思う点もあるという、面白くもなんともない回答になるのですが。。

原本証明が面倒

神奈川県知事許可で面倒というか、手引きにも記載がなく、何時も迷うところが、神奈川県独自ルールである「書類の原本証明」というものがあります。

(書類の)原本証明とは?

それでは「書類の原本証明」とは何でしょうか?

神奈川県知事許可に於いては以下の書類については、コピーを提出(提示)する時に「そのコピーが原本の写しに相違ないことを証明する」として、そのコピーに然るべき方(会社)の押印を求めております。

原本証明が必要な書類

① 定款(これは多くの自治体でも「奥書」として原本証明を求めております
② 保険証(常勤証明に使用する)
③ 経験証明で使用する請求書(電子データをプリントアウトした場合)
④ 資格者証
⑤ 確定申告書(決算書)

誰が証明するの?

手引きには以上の様にしか書かれておらず、「証明者はだれなのか?」についての記載がないのです。神奈川県知事許可は「楽だけど、証明書類などに交渉の余地が全くなく、全て”手引き通りの物”しか認めない」という方針のはずなのに、、です。

では誰が証明をするのか?なのですが、

①定款 ⇒ 申請会社

②保険証 ⇒ 申請会社

③経験証明で使用する請求書(電子データを打ち出したもの) ⇒ 証明すべき人物(作成者本人)

④資格者証 ⇒ 申請会社

⑤確定申告書(決算書) ⇒ 証明すべき人が証明する

という説明になるようですが、解りづらいというか作っていて???と思うのが

③④⑤でした。

【事例】

・申請会社 A建設㈱(塗装工事業で許可申請をしたい)
・経営業務の管理責任者及び専任の技術者:丹下 聡
・丹下聡の経歴 ⇒ 3年間 自営業で塗装工事業(経験証明は2年間は請求書+通帳原本、1年間は確定申告書)+ 2年間は許可なく塗装工事をやっていた会社に勤務していた(健康保険(厚生年金の加入有))
・一級建築施工管理技士の資格有

この場合、経験の裏付け資料として提出する

③経験証明で使用する請求書(電子データを打ち出したもの) ⇒ 証明すべき人物(作成者本人)

④資格者証 ⇒ 申請会社

⑤確定申告書(決算書) ⇒ 証明すべき人が証明する

で「証明すべき人」とは誰なのでしょうか?

回答としては

2年間の請求書(電子データを打ち出したもの)⇒ 丹下聡実印

1年間の確定申告書(事業種目で証明)を袋とじしたもの ⇒ 丹下聡実印

2年間許可なく~会社の請求書 ⇒ その会社の実印。その会社の実印が貰えないようなら「自己証明」として丹下聡実印

これ等の押印ルールの考え方としては、あくまで「証明者として証明する人が印鑑をおす」であり、その証明者とはここでは「9号様式に証明者として印を押す人」となります。

一級建築施工管理技士の資格者証 ⇒ 申請会社であるA建設㈱の実印

(証明すべき人が証明する!とすると「丹下聡実印」とも思える?感じもしますが、一級建築施工管理技士は「お上の作った証明書であり且つ、丹下聡は既にA建設㈱に勤務しているので、証明するのはA建設㈱の実印で!」ということになるようです。)

確定申告書 ⇒ これも上記の考え方から「丹下聡実印」ということになります。

因みに①の定款、②の保険証は勿論申請会社様のご実印で証明です!

※ 上記の事例では決算・書確定申告書を過去の経験の証明として利用しておりますが、それはとりもなおさず「事業種目に”塗装工事業”と記載明確に記載をされていることをもって、過去の経験の証明に使用可能」という、所謂「神奈川ルール」を使っているのですが、このルールは今のところ令和2年9月まででなくなるようです(令和2年3月現在情報)

以上の様に、神奈川県知事許可、「手引き通り」と思いつつも手引きに書いておらず、やっていて「???どっちだっけ?」と思うことが多いのも事実です。神奈川県で許可取得をお考えの方も是非お問い合わせください!

神奈川県知事許可を取得したい!!という方是非ご連絡下さい。

川崎市、横浜市全域、小田原市、茅ヶ崎市、藤沢市、秦野市等々神奈川県全域対応しております。

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