建設キャリアアップシステムに登録してみよう!【技能者登録編】

  • 元請け業者さんから「建設キャリアアップシステムに登録して!これからカードを持っていないと現場に入れなくよ」と言われたけどどうしたらいいのかわからない
  • 建設キャリアアップシステムのカードをなるべく早く手に入れたい
  • 建設キャリアアップシステムに登録しようとしたけれど、そもそも何を集めて、どうやって登録したらいいのかわからない
  • 建設キャリアップシステムの登録をしようとしたけれどパソコンが苦手でよくわからなかった。

このようなお悩みの業者さんは「建設キャリアアップシステムに登録してみよう!【事業者登録編】」と併せて当ページをご一読下さい。

建設キャリアアップシステムは「技能者登録」をしてこそ!です

平成31年4月より始まっている建設キャリアップシステム運用も、令和3年9月現在では技能者の登録者数も約70万人で令和3年度中には80万人に達するペースとなっております。これは概算でですが技能者の4人に1人が登録をしていることとなり、いよいよ建設キャリアアップシステムも本格稼働する兆しが出てきていると思います。ただ、折角カードを所持しても現場での「押し忘れ・タッチのし忘れ」が非常に多いなどの問題も多いようですが…。

しかし、この建設キャリアアップシステムは「技能者の資格や現場での就業履歴を蓄積し、若い世代の技能者に技能・経験に応じた適切な処遇につなげる」ことを目的としているので(それ以外にも現場管理の適正化などの目標もありますが)下の国交省の資料にあるように「技術者の登録」をしなければ何も始まりません!

こちらも国交省の発表にはなっておりますが、「CCUSに登録している技能者は、登録していない技能者に比べてお給料が高いよ!」という統計もでているようですから、当たり前ですが建設キャリアアップシステムへの技能者登録はしない手はないです!

建設キャリアアップシステムへの登録をお考えの皆様はまず、こちらの「建設キャリアアップシステムに登録してみよう!【事業者登録編】」で技能者を登録する前段階である事業者登録を解説しておりますので、まずそちらをご一読いただき、当ページの「技能者登録」をお読みいただき登録作業の参考にしてください。

建設キャリアアップシステムの登録作業での注意点

これは「建設キャリアアップシステムに登録してみよう!【事業者登録編】」でも書いているので繰り返しになりますが、こちらでも再度書かせて頂きます。

個人的な感想で、悪口になってしまいますが、建設キャリアアップシステムの登録システムは正直「熟成」されていなく、かなりわかりづらいです。その上、今は電話でのサポートセンター(お問い合わせ窓口)がなくなっているので、問い合わせは全て「問い合わせフォームからのメール」のみとなっております。そして、そのメールの返信も物凄く遅いですし、読んでも頭の中に「???」が飛ぶようなマトを得てない回答も多いです。

そのような状況ですが、あせらず一つ一つ丁寧にやっていけば大丈夫です!

(悪口は書きましたが、それでもレスポンスは悪いですがやはり「判らないことが有ったら問い合わせフォームから質問メールを送って、センターに聞く」が一番です。)

必要な免許証、保険証、資格者証は全て、「jpeg方式のような画像データ」でなければ、登録システムに添付できないので、スマートホンで撮影したものを使っても構いませんが鮮明に「表裏両目しっかりと撮影すること」は必須となります。

資格者証はスマートホンでの撮影データでも良いのですが、そうすると必然的に「表面で1枚」「裏面で1枚」となってしまって、登録時にうまくありません(1個の資格を登録する際に貼りつけられるデータが1枚なので)。

そこで僕が何時も取る方法は

  1. 免許証・資格者証・保険証など全ての資料は「表裏を1枚の用紙にコピーする」
  2. コピーしたデータをスキャンしてpdf形式にする(ワード形式にする方法もありますがそれは割愛します)
  3. PDFデータを「I Love PDF」という無料のツールを使って、そのpdfデータをjpegデータに変換する
  4. このjpegデータを登録に使用する

この手順を取って申請用裏付け資料のデータを加工した後に登録申請をしております。参考にして頂ければと思います。

建設キャリアアップシステム・技能者登録には2種類あります

建設キャリアアップシステム(CCUS)の技能者登録は現在「簡略型登録」と「詳細型登録」の2種類から選択できるようになっております。

登録可能項目 登録料(税込み) レベル判定(※1)について 窓口申請の可否
簡略型 本人の社会保険等基本的事項のみ登録可 2,500円 登録してもレベル判定などが受けれられません 窓口申請が出来ません
詳細型 簡略型の情報+保有資格・特別教育の受講状況・健康診断受診歴なども登録できます。 4,900円 登録後にレベル判定が受けられます。 窓口申請も可能です

(※1)レベル判定とは ⇒ 国交省HPをご参照ください(こちらをクリック)

「簡略型登録」から「詳細型登録」への変更は可能です

最初は時間もないし、カードの発行にも時間がかかるので「取り合えず簡略型でササッと登録だけしてカードをとりあえずもらおう」という業者様もいらっしゃると思いますが、あとから登録料の差額2,400円の支払いをすれば詳細型の登録への変更は可能となっております。

やはり建設キャリアアップシステムは出来るだけ「詳細型」で登録をして、「ご自身のキャリアの見える化」をしていって頂きたいです。

簡略型・詳細型共通登録項目

簡略型と詳細型に共通な項目は本当に基本的な個人の情報になっております。顔写真に関しては、よく町にあるパスポート・履歴書用の写真撮影サービス機で撮ったものでも良いのですが、白バック(白い壁などを背景にする)で撮影が出来るならば、スマートホンで撮影したものを使った方が良いかとも思ってます。

というのも、町中の撮影機で撮った写真だったりすると、その写真を一度スキャンなりをしてデータ化しないといけないので、結構面倒+画質が悪くなることが多いのです。

この辺りを頭の片隅にいれておきながら、以下の表を参考になさって書類の収集をなさってみてください。

登録項目 添付書類など
技能者の名前 顔写真(3×4)→個人カードに使われます
生年月日 運転免許等
性別
血液型 ※会社で代理申請する場合は忘れがちなので、必ずご本人に事前確認を!
国籍(外国人のみ)
現住所
電話・FAX番号
メールアドレス ※基本的に携帯のメールアドレス(@docomo等)はフィルター機能に掛かって届かないことがあるので極力避けた方が良いです
緊急連絡先のお名前とお電話番号 ※会社で代理申請する場合は忘れがちなので、必ずご本人に事前確認を!
所属事業者名
職種を選択
経験
社会保険(健保・厚年・雇用保険) 健康保険証、標準報酬決定通知書、雇用保険証
建退協 建設業退職金共済手帳
中退共 中小企業退職金共済手帳

詳細型登録項目

詳細型登録ではレベル判定も可能になりますので、「技術」の登録も可能になります。

登録項目 添付書類など
労災保険の特別加入 「特別加入」と記載のなる労災特別保険の加入が確認できる書類
健康診断 健康診断の種別コードを入れます
学歴 卒業証明書
登録機関技能者 資格名を選択します(登録機関技能者講習修了証)
保有資格等 資格名を選択します(資格者証)
研修・特別講習受講履歴 受講履歴確認書類
表彰履歴など 表彰確認書類

※ 資格や研修・特別講習などは資格取得日・講習会終了日を必ず登録します

建設キャリアアップシステム新規登録代行に掛かる費用について

「事業者登録」と「技能者登録」それぞれに対して費用(システム登録料・システム利用料など)がかかります。

まずは「事業者登録」について

項目 金額 備考
事業者登録料 6,000円~2,400,00円 一人親方は「0円」です。それ以外は資本金によって変わります
管理者ID利用料 11,400円 建設キャリアアップシステムシステムに登録をすると「管理者ID」が割り当てられ、この管理者ID利用のために毎年利用料がかかります。
一人親方管理者ID利用料 2,400円

「技能者登録」についての費用に関しては下表になります

項目 金額 備考
技能者登録料(システム利用料)簡略型 2,500円 カード有効期間は発行日から発行9年経過後最初の誕生日までとなります。
技能者登録料(システム利用料)詳細型 4,900円 同 上

建設キャリアアップシステム登録を行政書士に全部任せたい皆様へ

やはり、パソコン操作などが面倒で「建設キャリアアップシステム登録は誰かに任せたい」という方は是非一度、建設キャリアアップシステム登録をしている行政書士にご相談下さい。

たんげそう行政書士事務所にご依頼を頂いた場合のサービス料金は下表になります。

項目 金額 備考
事業者登録代行報酬 55,000円 行政書士事務所の報酬です
技能者登録代行報酬 33,000円/一人

※郵送料・住民票などを取得した場合は別途実費を精算させて頂いております。

対象エリア

建設キャリアアップシステムの登録はメール・インターネットなどで完結できるので、日本全国の業者様のご対応可能です

ご依頼の流れ

先ずはお電話若しくはこのページの下にある問い合わせフォームからご依頼ください。

お電話で軽くヒアリングをさせて頂いた後に、必要書類のご案内とお見積りを提出させて頂きます。

よくあるご質問

相談は無料でしょうか?

電話、ZOOMでの初回のご相談は無料とさせて頂いております

支払い時期は?

ご請求額(事務所報酬)の半額を手付金として事前に頂戴しております。

手続きに必要な日数は

書類の収集のご状況にも左右される+今現在登録機関の事務手続きが非常に遅くなっており、技術者様の人数にもよりますが3-4ヵ月を要する場合があります。

建設キャリアアップシステム登録をご検討中の方へ

建設キャリアアップシステムが始まった当初は「一体の本当に定着するのだろうか?」と思われていたシステムですが、国土交通省も本腰を入れて普及に力を入れているので、かなりの事業者様・技能者様が登録完了しております。

しかし、建設キャリアアップシステムの登録はなれないと、正直なかなか「イライラして時間ばっかり作業」となります。

「現場が忙しくて登録する時間がない」というような方は、ぜひ専門の行政書士をご活用頂ければと思います。

 

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